超高齢社会に突入した日本では、高齢者の社会参加が大きなテーマとなっています。
高齢者に、ボランティアや生涯学習といった活動に参加してもらい、ふれあいの機会を作るのが社会参加の基本です。
では、なぜこのような社会参加が欠かせないのでしょうか。
高齢者の生活で問題視されているものの1つとして、生きがいを見つけられないという悩みが挙げられます。
高齢者はこれまで勤めてきた企業を退職された方も多く、これから何を目標に掲げればいいか分からなくなってしまうのです。
そういった悩みを抱える高齢者を助けるべく、社会参加のプログラムが企てられています。
社会参加させる機会に接していけば、自身の活動によって社会貢献しているという実感を与えることができます。
高齢者の社会参加は、役所を中心としてNPOや社会福祉法人、老人クラブ等が企画しています。
ボランティア活動が多いですが、高齢者が勉強できる機会も設けられています。
生きがいを見つけるために、自己啓発に励む方も非常に多いのです。
また、小学校や幼稚園等と連携して、昔ながらの遊びや伝統を教える場を提供している地域もあります。
このように、さまざまな活動に参加することで、たくさんの方とコミュニケーションを図ることが可能となります。
これが、高齢者の社会参加における大きな目的です。
生きがいを見つけていきながら、楽しく周りの方と接することで充実感を得られます。
地域との繋がりを実感できるようにするためにも、社会参加は欠かせない活動なのです。